センター試験廃止の影響

2013-10-25
今日は、先日方針が決定した大学入試改革とそれが与える影響についてかきたいと思います。

21日の政府の教育再生実行会議で、これまでの大学入試センター試験を廃止し、新たに「達成度テスト(仮称)」を創設し、5年程度先をめどに導入する方針が固まりました。

創設される達成度テストは「基礎」「発展」の2種類で、「基礎」は高校での学習達成度の把握や推薦入試などに、「発展」は大学が求める学力の判定に使用される予定です。

いずれも高校在学中に複数回受験可能で、点数はは1点刻みの選抜にならないようレベル毎に段階表示され、その結果は各大学で受験の基礎資格的な利用をされ、最終的な合否は面接や課外活動実績などで多面的に評価するということです。

センター試験を廃止し、高2から複数回のテストを受けさせる

これはどういうことかというと、今までは高校1年生、2年生の間は部活に専念し、部活を引退した高3から勉強を本格的に始め短期間で大学受験を乗り切ることができたのが、実質できなくなるということです。

高2で行われる到達度テストがどこまでの範囲になるのかわかりませんが、仮に現在と同様に大学により必要な科目が異なるとしても、やはり難関大学は例えば数学なら数Ⅱまで指定するはず。すると、高2で習う数Ⅱを学習すると同時に即現センター試験レベルまでもっていかなくては到達度テスト「発展」レベルで高得点は取れません。

すると何が起こるか。通常の公立高校はそれはもう大変!カリキュラムや人員の大幅な見直しが必要となるはずです。

とはいえ通常の公立高校は、それまで先取り学習をしていない生徒たちの集まりのため、いくら高校側が努力しても限界があります。結局は少しでも早く到達度テスト「発展」レベルまで到達できるよう高校進学と同時に塾に通うということが多くなるでしょう。

この制度になって有利なのは先取り学習を行っている私立中高一貫校と都立中高一貫校。
通常、私立中高一貫校では公立のカリキュラムの1.5倍の量を学習し、中学2年までに中学の内容を終えて中学3年からは高校の内容に入り、高校2年までには高校のカリキュラムを終えます。

つまり、高2で実際に到達度テストを受けるときには高2までの学習範囲はとっくに終わっており、さらにはその対策にも十分な時間があるため有利になるというわけです。

センター試験の廃止と到達テストの導入。国公立大の2次試験の廃止とそれに代わるものとして人物評価の重視というすごくあいまいな制度の導入。。。

これは、高2までに到達度テストの準備をし、さらには部活動など課外活動で実績を残せということ。(極端な話、インハイも目指し、同時に高2でセンター並の学力もつけろということ)

一体、日本の教育はどこへ向かっているのだろうということは置いといて、こうなった以上、それに対する対策を考える必要があります。

中学のうちからできることとしては2つあります。

1つは私も教えているZ会進学教室のような、高校入試はもちろんその先の大学入試まで見据えた指導を行っている塾に通うこと、又は通信教育のハイレベルコースを行うことです。

もう1つは、私の著書「塾で教える高校入試数学塾技100」といった、中学数学の範囲を超えた部分まで含む教材を行うことです。

塾技100では、通常の公立高校に必要な解法だけでなく、解と係数の関係やメネラウスの定理といった難関国私立や自校作成問題を行う難関公立高校では知っておいた方が良い内容も扱っています。これらの内容は通常全て数Ⅰや数Aで習います。

これらの内容を少しでも余裕のある中学在学中に身につけることで中高一貫校生との差が縮まり、高校へ進学してから余裕ができ、到達度テスト「発展」レベルへの対策がより楽になるというわけです。

予定では現在の中1生位から新制度に移行します。現在の中1生はこれらのことも考え、高校入試をゴールとせず、その先を見据えた勉強を行いつつ、志望校合格を勝ち取っていきましょう!

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